国際結婚してフランス在住の30代女性です。こちらに来て驚いたのは、多くの人が夏季に2週間以上にわたる長期休暇をとり、自宅以外の場所でのんびり休養をとるという、いわゆる「バカンス」の習慣でした。
日本でここまで長い夏休みは考えられませんが、フランス人は普通に取得しており、またこのくらいの期間を休むことを義務付けている企業もざらにあります。
こういったバカンスのために、地方にセカンドハウスを所有している人も多いです。定年生活に入ってからは週末ごとに田舎の別荘へ赴き、悠々とした時間を過ごす老夫婦なども多く、さすがはゆったりとした時間の過ごし方をよく知っているフランス人だな、と感じます。
また、自分が利用しない時期に別荘を他人に貸し出し、年金に加えての現金副収入としている場合も多くみられます。ネット民泊が盛んになる前から伝統的によくある手法で、週に数万円程度で貸し出しをするという旨の広告が、地元新聞などにたくさん載っています。
のんびりと滞在したい外国人観光客にも向いていますので、英語かフランス語ができる方であれば、ホテルがわりに利用してみてもよいのではないでしょうか。